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私、冨永 哲についてでございます。
車歴：
その１：ホンダ ビート
足踏み式容積可変チャンバー付きの水冷スクーター。優等生が突然「切れちゃった」みたいな、天下のホンダがなぜこんなものを、というキワモノでした。本当は当時発売された赤カブがほしかったんですが、隣に置いてあったビートをなぜかふらふらと買うことに。このころはまだダンディなんて薬にしたくてもなかったころ。246号線の神奈川の山の中でガス欠したのもいい思い出。SRXに乗り換えるのでいとこに譲ってしまいましたが、まじで今ほしいです。いい出物があったら是非知らせて下さいませ。
その２：ヤマハ SRX-4 I型
発売前に注文しました。買った店はややカワサキ色が強く、ＫＲ250かGPz400にしようかと思ってたのですが、ダンディな外人の兄ちゃんがスーツを着てバイクの後ろに立ってるという、すかした広告にイチコロでした。速かったし、おもしろかったし、ほんとに世話になった感じです。皮ツナギの最も似合わないスポーツバイクを選んだことで、そしてそれが「サイクルワールド（というバイクファッション＆世界ＧＰ情報誌）」の全盛期だったことが、今の私を作ったと言っても過言ではありません。数回の激しい転倒や高速での焼き付き等、様々な経験をさせてもらいましたが、６万kmほど乗って、ジレラに乗り換えるため友人に譲りました。
その３：ジレラ サトゥルノ サルビーＧＰ350
就職して最初のボーナスをもらって、そろそろ次のバイクでもと、通っていた（当時は完全にカワサキの店になっていた）バイク屋に行って、こんどこそマルチでもと思ってたのに、臨時休業。冷やかしで入ったフクダモータースにおいてあったサトゥルノに一目惚れ。そのままはんこをついてきました。水冷ツインカムに17インチラジアルを前後に履いたスーパーシングル。170kphの高速性能にもしびれましたが、実に充実したライディングが楽しめる、その快楽主義が横溢する造りには、日本製では味わえない喜びがありました。が、結婚、引っ越し等であまり乗らなくなって、挙げ句の果てはチェーンロックごと盗まれてしまい、それっきり。
「すべてのバイク泥棒がこの上もなく悲惨な目に遭いますように（呪）」
その４：ＳＲ500
私「あー、バイクほしいな～」
妻「え？だって車があるじゃん」
私「え？そーゆーもんじゃないでしょ」
妻「え？そーゆーもんじゃあなかったんだ」
ってんで、あまりといえばあんまりな妻の発言に一念発起。教習所で限定解除。大型免許を手にしてビューエルの試乗に行きますが、造りの粗雑さと日本の道路には（峠も含めて）ハイギアード過ぎるその設定にめげて断念。やっぱ、シングルかなあと、ふと通りかかった近所のバイク屋、というにはあまりにも有名なオレンジブルバードで「SRX600のいいのありません？」しかし、SR500が生産中止との話に、そのままふらふらとはんこを。
高速２人乗りが可能なら、ＢＭＷとかハヤブサとかＣＢ1100Ｒとか、いろいろ選択肢はあるんですが、一人で楽しむならＳＲは最適でせう。
で、ここまで書いて気がついたこと。
その１．セル→キック→セル→キック
水冷→空冷→水冷→空冷
派手（バカ）→渋（大人）→派手（バカ）→渋（大人）
・・・・てな具合に行ったり来たりしつつ全部単気筒
その２．いつも「これにしよう」と思ってたのじゃあないバイクを買ってる。